実用イタリア語検定掲示板

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動詞の不定詞と代名詞の結合について - STP

2024/03/25 (Mon) 22:03:19

いつも検定試験の過去問で勉強しています。多くのことが学べて大変勉強になっています。ありがとうございます。

動詞の不定詞と補語人称代名詞の結合について教えて下さい。

2015年秋3級のN48の解説に以下のような説明があります。
「なお選択肢の中にはありませんが、devo andare a comprarliの形でもかまいません。」
(この問いの正解は、Ce li hai o devo andarli a comprare)

一方、2021年準2級のN40の解説には以下の説明があります。
「移動を表す動詞が、ここのandareのように不定詞の場合、補語人称代名詞は移動を表す動詞の方に付けます。」
(この問いの正解は、Ho chiesto a Francesca di andarmi a comprare delle uova)

2015年の方の解説に従えば、2021年の問いも、選択肢の中にはないものの、Ho chiesto a Francesca di andare a comprarmi delle uova でも構わない、という判断でよろしいでしょうか。
「代名詞は移動を表す動詞の方に付けます」と断定しているので、comprareの方につけてはいけないかのようなのですが、どちらでもいいのでしょうか。

春季の受験が終わった直後でご多忙だと思いますので、返信は全く急ぎません。
いつでも構いませんので、ご返信いただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。

Re: 動詞の不定詞と代名詞の結合について - 伊検事務局 URL

2024/03/29 (Fri) 14:04:42

補語人称代名詞の位置に関するご質問への回答として、まずGrande Grammatica Italiana di Consultazione, a cura di Lorenzo Renzi - Giampaolo Salvi - Anna Cardinaletti, in tre voll. の第1巻586-588ページの内容を、かいつまんで紹介します。

従属節が不定詞のとき、その補語人称代名詞は主節に移動できます(ただし、主節と従属節の主語は同じ)。
Carlo andrà a comprarlo.(北部に多い)
Carlo lo andrà a comprare.(トスカーナと中・南部に多い)

この移動は、主節の動詞が、
a) 補助動詞:volere, potere, dovere, sapere
b) アスペクト(開始、継続、終了)を表す動詞:cominciare, continuare, finire
c) 移動を表す動詞:andare, venire, tornare
などのときに可能です。したがって、以下のように、2通りに表現できます。

Mario vuole farlo da solo.
Mario lo vuole fare da solo.

La mamma comincerà a cucirla domani.
La mamma la comincerà a cucire domani.

Piero andò a chiamarlo.
Piero lo andò a chiamare.

上記以外の動詞のときは、補語人称代名詞の移動は不可です。
可:Aldo ha deciso di leggerlo.
不可:Aldo lo ha deciso di leggere.
可:Maria dice di scriverla domani.
不可:Maria la dice di scrivere domani.

補語人称代名詞を移動できる動詞が2つあるとき(ここでは、cominciareとpotere)、そのどちらにも移動することができます。
Mario comincia a poter farlo.(やや不自然な文)
Mario comincia a poterlo fare.
Mario lo comincia a poter fare.

移動を引き起こす動詞が不定詞のとき(ここでは、sapere)、必ず移動します。
不可:Carlo ha detto di saper farlo.
可:Carlo ha detto di saperlo fare.

Grande Grammaticaの紹介は以上です。

2015年春季、3級N48の解説「なお選択肢の中にはありませんが、devo andare a comprarliの形でもかまいません」は、上記例文の、「Mario comincia a poter farlo.(やや不自然な文)」に対応します。Grande Grammaticaでは「やや不自然」とされていますが、Googleでフレーズ検索をしてみると、
"devo andare a comprarli" 約1560件
"devo andarli a comprare" 約694件
"li devo andare a comprare" 約1250件
という結果で、実際には多く使用されているようです。

2021年秋季、準2級N 40の解説「移動を表す動詞が、ここのandareのように不定詞の場合、補語人称代名詞は移動を表す動詞の方に付けます」は、上記例文の、「可:Carlo ha detto di saperlo fare.」に対応します。

ご質問「Ho chiesto a Francesca di andare a comprarmi delle uova でも構わない、という判断でよろしいでしょうか」は、上記例文の「不可:Carlo ha detto di saper farlo.」に対応します。Googleでフレーズ検索をしてみると、
"chiesto di andarmi a comprare" 約201件
"chiesto di andare a comprarmi" 約3件
と出てきます。ただ、「約201件」の方も、異なるサイトに載っている同じフレーズを何回もカウントしていて、実際の件数はより少ないようです。

3つ並んだ動詞の1つ目に、2015年の方ではdovere(代名詞の移動可)が使われ、2021年の方ではchiedere(代名詞の移動不可)が使われていますので、同じようには扱えないことに注意してください。

Re: 動詞の不定詞と代名詞の結合について - STP

2024/03/30 (Sat) 22:47:02

お忙しい中、こんなにも詳しく丁寧に解説下さり、本当にありがとうございます。
代名詞の移動の可否に、主節の動詞の種類が関係しているとは知りませんでした。教えて下さってありがとうございます。

ただ、主節の動詞が

a)補助動詞
b)アスペクト
c)移動を表す動詞

以外の場合は「補語人称代名詞の移動は不可」ということなのですが、

(〇) Devo andarli a comprare
(〇) Devo andare a comprarli

であるのに

(〇) Carlo ha detto di saperlo fare
(×) Carlo ha detto di saper farlo

(〇) Ho chiesto a Francesca di andarmi a comprare delle uova
(×) Ho chiesto a Francesca di andare a comprarmi delle uova

であるのがなぜなのかやはりよく理解できません。

複数のイタリア人と、ネイティブとのQ&Aのサイトに聞いてみたところ、2つ目の例はsaperlo fareの方が一般的であるにしても、いずれも文法的には両方とも正しく、ニュアンスの違いや、話者の主観の問題だという一致した回答でした。
3つ目の例は、andarmiは「私のために行って来てくれるよう頼んだ」、comprarmiは「私のために買ってくれるよう頼んだ」の違いなので、言っていることはほとんど変わらない、という回答もありました。

同じ「andare+補語人称代名詞」なのに、dovereの場合は「可」で、chiedereの場合は「不可」なのが不思議で、これは「可」「不可」というよりも、「どちらかというとこちらの方が自然」という範疇なのではないかと思うのですが、間違っているでしょうか。

Ho chiesto di andarmi a comprare
Ho chiesto di andare a comprarmi

これのどちらかを選ばなくてはいけない問いは試験には出ないとは思いますが、今後のためにもクリアにしておきたいと思いました。
もし可能でしたら、ご返信いただけますと幸いです。

Re: 動詞の不定詞と代名詞の結合について - 伊検事務局 URL

2024/03/31 (Sun) 20:45:30

ご自分でも調べいただき、熱心にご勉強されていますね! イタリア語の「実用」という面では、こちらから説明を付け加えることはありません。

> (×) Carlo ha detto di saper farlo
> であるのがなぜなのかやはりよく理解できません。

これは「実用」の域を越えているようです。Grande Grammaticaでは、この例文の前に「*」が付いていて、agrammaticale, inaccettabileを意味します。
一方、例文 Mario comincia a poter farlo. の前には「?」が付いていて、leggermente anomalo, non perfettamente accettabileを意味します。
例文の画像を添付しますので、ご参照ください。

Grande Grammaticaは2022年のリプリント版を使っていて、Errata corrige(正誤表)が第1巻だけで7ページありますが、この部分についての修正や補足は無しです。

さらに調べるには、“salita del clitico” や “salita dei pronomi clitici” といったキーワードで検索してみてください。

Re: 動詞の不定詞と代名詞の結合について - STP

2024/04/01 (Mon) 09:46:20

ご返信いただきまして、ありがとうございます。

> Carlo continua a saperlo fare
> Carlo ha detto di saperlo fare

これは、主節の動詞がなんであれ、代名詞は補助動詞dovere/potere/volere/sapereの方に結合させるのが一般的である、という回答をネイティブの人からもらいましたので納得できました。

最初に解説いただいた、

>3つ並んだ動詞の1つ目に、2015年の方ではdovere(代名詞の移動可)が使われ、2021年の方ではchiedere(代名詞の移動不可)が使われていますので、同じようには扱えないことに注意してください。

つまりは、
(〇) Devo andarli a comprare
(〇) Devo andare a comprarli

(〇) Ho chiesto a Francesca di andarmi a comprare delle uova
(×) Ho chiesto a Francesca di andare a comprarmi delle uova

ということになりますが、なぜ同じように扱えないのかが分からない、という質問をさせていただいたのでした。
でもこれ以上お手数をおかけするのは申し訳ありませんので、

>andarmiは「私のために行って来てくれるよう頼んだ」、comprarmiは「私のために買ってくれるよう頼んだ」の違いなので、言っていることはほとんど変わらない

これに則って判断することに致します。
いや、そうではないよ!ということでしたらまたご指摘下さると有難いです。
ありがとうございました。

Re: 動詞の不定詞と代名詞の結合について - 伊検事務局 URL

2024/04/01 (Mon) 15:19:25

STP様
今回は試験問題検証委員および過去問題集解説執筆者の双方からの回答を合本してお答えいたしましたが、十分ではないにせよ、なんとかご納得いただけたようで嬉しいです。先生方も「ここまで熱心に勉強していらっしゃる方なので」と、快く解説を送ってくださいました。
これからもどうぞご精進なさって下さい!

準2級の文法の出題範囲 - 鈴木

2024/03/05 (Tue) 10:31:47

厚かましいお願いとは思いますが、準2級の文法の出題範囲として以下の項目が入っているか否かが分る方、お教え願えないでしょうか。(「自分で調べなさい」というお返事でしたら、不要です)。

半過去、大過去、未来、命令法、条件法、接続法現在、接続法過去、接続法半過去、接続法大過去、受動態、遠過去、話法の転換

Re: 準2級の文法の出題範囲 伊検事務局

2024/03/05 (Tue) 12:27:46

鈴木さま
ご投稿をありがとうございます。

恐れ入りますが、各級の出題範囲は非公開とさせていただいております。
仮に公開したとしても、「自然なイタリア語表現の習得」を標榜している当検定の場合は、まれに既定の範囲を逸脱した表現も盛り込まれることが避けられず、出題範囲の確約・保証が困難なためでもあります。
なお、基本的に準2級以上は文法を一通り学習なさっていることを前提として問題が作成されています。
公式サイトの下記ページでは、豊富な過去問題のサンプルを無料で公開しておりますので、ご参考になさってください。
https://www.iken.gr.jp/tool/index.html#sample

明確な回答ができず申し訳ございませんが、ご理解いただけますと幸いです。

取り急ぎ事務局からお答えいたしましたが、この書き込みをお読みになった受験者の方々の実感・体験をここに書き込んでいただけると嬉しいです。

Re: 準2級の文法の出題範囲 - 鈴木

2024/03/07 (Thu) 21:43:06

ありがとうございました。参考になりました。

Re: 準2級の文法の出題範囲 - 伊検事務局 URL

2024/03/08 (Fri) 21:10:24

結局は「自分で調べなさい」という意味の回答になってしまってましたね。
申し訳ありませんでした。

Re: 準2級の文法の出題範囲 - Fra

2024/03/13 (Wed) 21:22:12

CILSに沿ったようなイタリア語だけのテキストだとB2レベルで習う文法ですよね。
伊検では、直接的に質問文になっていなくても、文章の中で使用されていたりしますので、入っていると思っていたら良いと思います。
準2も2級も1級も、文法はもう網羅していないといけないんだと思います。

イタリア文化会館より、イタリア留学フェア開催のご案内 - イタリア文化会館 東京 URL

2023/10/26 (Thu) 12:08:40

皆様

国内最大規模を誇るイタリア留学イベント「イタリア留学フェア2023」を三年ぶりに11月11日(土)と12日(日)に開催します。イタリア語を学習している皆様や将来のキャリアアップを目指してイタリア留学を予定されている社会人の皆様に向けたイベントが盛りだくさん!

フェアには、語学学校のほか、定評ある国際的な高等教育機関など34校が参加します。
歴史ある総合大学から、世界屈指のミラノ工科大学、ファッションとデザインで有名な四大美術学院に挙げられるAccademia di Belle Arti di Brera ・Domus Academy・Istituto Marangoni・NABA、そしてCILS検定試験の主催団体であるシエナ外国人大学など、特色ある教育機関が揃います。
また12日(日)には在日イタリア大使館一等書記官部長ジュゼッペ・ディ・ムッロが、イタリア留学のために設定されているさまざまな種類の就学ビザの申請方法と要件を説明する「就学ビザセミナー」も行います。

〇 イベントWebページ:
https://fair.studyinitaly.jp/


〇 イタリア留学セミナー 11月11日(土)、12日(日)
イタリアの観光情報の他、イタリア留学総合情報、入学手続き、フェア参加大学、英語で開講されている学位取得コースの紹介など、さまざまな情報が手に入ります。


〇 日本語を学ぶイタリア人留学生との交流会 11月11日(土)
*参加対象は35歳未満の方に限定させていただきます。
日本文化や日本語をもっと知りたくて日本に留学するイタリア人の若者が増えています。
イタリア文化会館はこうしたイタリア人留学生と日本の若者との相互理解と交流を深めるために交流会を開催します。参加は無料(定員100名)です。


〇 中高生・大学生のためのイタリア人留学生との交流会 11月12日(日)
12日(日)の交流会には、日本研究で有名なナポリ東洋大学をはじめとしたイタリアの大学から多数の留学生が参加します。
イタリア人留学生と交流したい中学・高校生、大学生の皆さん、お気軽にご参加ください。
参加は無料(定員100名)です。


皆様のご参加をお待ちしております。


イタリア文化会館 イタリア語学校
Istituto Italiano di Cultura di Tokyo
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-30

イタリア語検定2級の問題について - sara

2023/10/08 (Sun) 18:04:47

事務局様
 
 秋季検定1次試験お疲れ様でした。採点等でお忙しいところかと思いますし、事務局様にこのようなお話をしても・・・と思いながらも、いつも丁寧にご返答されていますので、戯言を聞いて頂けたらと思い、投稿いたします。
 
 今回2級を受験いたしました。
Parte Ⅱのmodo di direのところで、
Smettila di fare le ( )!という問題がありました。
選択肢はbizze, cozze, nozze, pizzeとあり、前後の文面から「わがまま」みたいな意味だろうと推測し、知らないながらも、cozzeやnozzeではないだろう、pizzeはう~ん、bizzeって何だろう・・・?

→bizzeを選択し、正解だったのは、私にとって奇跡的な問題でした。

試験後、南イタリアのイタリア人女性に聞いたところ、聞いたことがないと言っていました。
その後、北イタリアのイタリア人男性にも聞いたところ、聞いたことはあるが、ほとんど使わないし、こういう使い方はせず、Il computer fa le bizzeという
風に使うことはあるかもと言っていました。
(ネットでも検索したところ、同じようなことを書いてらっしゃる方のブログがありました)
答えてくれたイタリア人は、どちらも大学院を出た、40代のイタリア人です。

イタリア語検定は、何人ものイタリア人で作成されているのですよね?
問題の中には、男女の駆け引きみたいな人間ドラマが垣間見える、日本人には思わず苦笑いするようなものが何問もあり、生きたイタリア文化と言語を問いているなと関心しているのですが、生粋のイタリア人も使わないようなイタリア語を2級で出題する意図は一体何なのかと、さすがに疑問に思いました。

日本で行うイタリア語検定ですし、もっと問うべきイタリア語はたくさんあると思います。近年イタリアでも使い方が変わってきており、イタリア人も使わない言い回しを2級で問う理由を出題者の方々に質問して頂き、ご返信を頂ければ本当に幸いです。

Re: イタリア語検定2級の問題について - 事務局 URL

2023/10/11 (Wed) 14:41:47

sara 様

お待たせいたしましたが、当検定の作問・検証チームの一員からの回答を以下に転記いたします。元のファイルから文字コードや書式を変換処理せざるをえなかったため、文字が正常に表示されていない個所があるかも知れませんが、大目に見てください。
なお、日本語への翻訳のご依頼はお受けできません。どうかご了承ください。

Gentilissima Studentessa buongiorno e grazie per aver sostenuto la Prova di Abilità linguistica, Livello 2.

Innanzitutto l’espressione “fare le bizze” significa “comportarsi in modo capriccioso” in riferimento alle persone, ma in riferimento agli oggetti può assumere il significato generale di “non funzionare bene; funzionare a singhiozzo (altro bellissimo modo di dire della lingua italiana)”. Il fatto che Lei abbia scelto la risposta giusta non è un miracolo (non credo ai miracoli: credo alla razionalità , alla competenza, anche all’istinto, ma non ai miracoli) ma è il frutto di una selezione ragionata. Infatti ai problemi non sempre si può rispondere “conoscendo la risposta giusta” (magari fosse così !!!): a volte si risponde “eliminando le risposte (che sembrano) sbagliate”.

L'espressione “fare le bizze” appartiene alla lingua standard ed è comunemente usata e compresa. Il fatto che ci siano italiani che non la conoscono o che la ritengono poco usata e altrettanto normale: il patrimonio lessicale ed espressivo dell’italiano è davvero esorbitante e capita a tutti (persino a persone in possesso di titoli scolastici di altissimo livello!!) di imbattersi in parole o espressioni mai sentite o incomprensibili. Può dipendere da vari motivi, tra cui anche quello legato alla provenienza geografica (ma Le assicuro che la situazione sociolinguistica della penisola italiana è molto, molto, molto, molto più complessa). Quello che Lei racconta non mi sorprende, anzi conferma quanto Le ho appena scritto.

Una squadra di specialisti italiani, di diversa provenienza geografica e di varia fascia anagrafica, si occupa della preparazione e della supervisione dei problemi proposti all’esame.

Rispondere ai suoi dubbi è stato un piacere. Spero di essere stato chiaro e soddisfacente.
Un caro augurio di buono studio!
Cordialmente

Re: イタリア語検定2級の問題について - sara

2023/10/12 (Thu) 18:26:33

事務局様
 
 お忙しい中、試験作成者の方にご質問頂き、また直接ご返信くださったこと、大変感謝いたします。

要約するに、fare le bizzeは標準のイタリア語であるが、その表現を知らない、使わないイタリア人がいるのも然りですとおっしゃる意味はわかります。
日本人でも、fare le bizze=「癇癪(かんしゃく)を起こす」という言葉を知っていても人生で一度も使ったことがない人はたくさんいるはずです。

私が知りたかったことは、ただそのような言葉を、イタリア語検定2級のレベルで問うべきものなのかということです。日本で行うイタリア語に関するテストなのですから、もっと別の実用的なイタリア語を問うてもいいのではないかと思ったのです。
ただでさえ2級レベルになると、対策本も十分にありませんし、2級のレベルと言われている、大学のイタリア語学科でイタリア語を4年間勉強した人が答えられる表現でしょうか。
イタリア人が作った問題なのですから、それはイタリア語でしょうが、イタリア語検定の意義を問いているところがあります。
私はいち受験者に過ぎませんので、これ以上は何も申しませんが、きっと多くの方がおっしゃられているtroppo difficileと言わせて頂き、あらためて返信頂きましたことに感謝申し上げます。
Grazie mille!


Re: イタリア語検定2級の問題について - 事務局 URL

2023/10/12 (Thu) 20:10:01

sara様、さっそく当方からの回答を目にとめていただき有難うございます。

以下はsara様への返事ではなく、これをお読みになっている方々へのメッセージです:

1 10/11付けにて事務局から転載して掲示した回答は作問者本人からの回答ではありません。仮に作問者本人からの回答であっても、それを申し上げることはできません。

2 今後この掲示板に何らかの同様の書き込み・質問をすれば作問者からの回答が得られるというわけではありません。

3 過去にこの掲示板に掲載された試験問題に関する回答は作問者からの回答であるというわけではありません。

以上、誤解を生まないよう、念のため申し上げます。

繰り返しになりますが、これはsara様へのメッセージではなく、これをご覧いただいている方々へのメッセージです。
なお、本件への当事務局の対応はこれで終了とさせていただきますのでご了解ください。

便乗質問です - aaa

2023/10/11 (Wed) 12:05:43

事務局御中

先のsara様の重ねて、です。
CEFRとの兼ね合いを知りたいです。

以前同様の質問には個別にメールで回答されていたようですが、COVID前と比較して4割減の受験者を回復させるには、こういった質問も明確にしていただけると助かります。

お忙しい時期かとは思いますが、多少の時間がかかっても回答していただけると嬉しいです。

Re: 便乗質問です - 事務局 URL

2023/10/11 (Wed) 14:13:44

お問い合わせ有難うございます。
CEFRとの兼ね合いについては、各レベルの目安としての対応表を公開すれば済むものだとは考えておりません。
現場の運営を担う者としては、CEFR準拠とし、試験の構成もCILSと同等にするのが望ましいと考えていますが、誠に残念ながら当協会にはそのパワーが全く無いというのが現状です。多少お時間をいただければ前向きな回答が見込めるという状況にもありません。
ご期待に応えられる回答ができず、無念です。

Re: 便乗質問です - aaa

2023/10/12 (Thu) 12:00:30

事務局御中
 検定試験終了後のお忙しい時期に現状に関しても
真摯に回答してくださり感謝申し上げます。

語彙の増強について - Masa

2023/09/30 (Sat) 14:51:01

初めて書き込みをします、明日2級受験予定のMasaと申します(今年の春に3級取得済み)。
下のOtto様の質問とも重複しますが、リスニング・リーディング向上にあたって、語彙の増強が課題となっております。
幸い英語に似た綴りの言葉がいっぱいありますので想像することは可能ですが、やはり動詞が難しいです。
2級、1級レベルの単語帳を探しましたが、どうやら日本には発売されていないようで、どのようなアプローチをとるのが良いのか皆様のお知恵をいただけないでしょうか?

これまでに下記の本で語彙増強をしました:
・使えるイタリア語単語3700
・例文と覚える イタリア語必須イディオム・連語1493
・イタリア語検定4・5級突破単語集

T&P社というところから広範囲の語彙本があるようですが、例文が無いようで使いづらそうです。
かくなるうえは、日本語の本は諦めて英語ネイティブスピーカー用の本を探すか(英語はある程度はできますので)、あるいは別のアプローチが必要かと考えています。
Webの記事や長文を読んで調べ、少しずつ向上していく、という手もあるとは思いますが、できれば例文付きの単語帳を使用して集中的に覚えたいと思っています(該当レベルの単語帳が市販されていれば良いのですが!ニーズが無いので難しいのでしょうね)。

皆様試験頑張りましょう!

Re: 語彙の増強について - 事務局 URL

2023/09/30 (Sat) 15:08:24

上級レベルの単語帳は見当たりませんね。
アンケートを拝見すると、Duolingoの英語版を参考にしている方々が目立ちますが、短所も多いようです。

Re: Re: 語彙の増強について - Masa

2023/09/30 (Sat) 15:54:18

事務局ご担当者様、

お忙しいところ早速ありがとうございます。
また、検定運営についても大変学習のモチベーションになっておりまして、感謝申し上げます。

アプリという手がありましたね。
アナログ人間なもので敬遠しておりましたが、ちょっと見てみることにします。

1級の勉強方法 - otto

2023/07/31 (Mon) 14:18:24

この秋にイタリア語検定2級を受験し、無事に合格すれば、来年は1級を受験したいと思っておりました。イタリア語力は、日常会話はほぼ問題ないと思っております。
ところが、1級の問題を解いてみたところ、文法問題が芳しくありません。1級の対策本というのは売っていないように思いますので、どのように勉強すれば良いか、諦めた方が良いか、迷っております。
大学は大昔に卒業し、よくあるイタリア語学校は、1級を目指す人は滅多にいないようで、プライベートレッスンを薦められますが、高額なため、そこまでお金をかけられません。
独学で勉強したいのですが、1級対策の本がなく、過去問と同じような問題もあまり出ていないようなので、どう勉強したら良いか行き詰っています。
どなたかお薦めの本や勉強方法をご存知でしたらアドバイスをお願いいたします。

Re: 1級の勉強方法 - 事務局 URL

2023/07/31 (Mon) 16:02:58

1級の合格を目指している方でも、2級、準2級の問題をすべてを正解することは困難かと思いますし、語彙や文法・構文の未熟さは当然あるかと思います。1級を受験される方にも、まずは2級や準2級の問題を解いて足元を固めていただくことをお勧めしております。

また、1級ともなると社会情勢、歴史、文学、芸術など、参考書には掲載されていない広範なテーマが問題文に取り上げられます。対策としては、日頃からイタリアのテレビ・ラジオなどのインターネット版に慣れ親しんでいただき、旬の話題に触れておいていただくことをお勧めします。公式サイト「リンク集」のページにそうしたサイトを幾つかご紹介していますのでお試しになってみて下さい。
https://www.iken.gr.jp/link/

なお、一般教養・語彙力を高める上では、歴史と権威あるナショナルジオグラフィックのコンテンツも参考になるかと思います。イタリア版と日本版が完全に同期しているわけではありませんが、同じ記事を探していただけば、伊和両言語を参照できます(イタリア版のサイトが非常に重いのが難点ですが)。
https://www.nationalgeographic.it/
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/

取り急ぎ事務局から回答させていただきましたが、皆様からのご意見やアドバイスもよろしくお願い致します!

Re: 1級の勉強方法 - otto

2023/08/01 (Tue) 13:04:59

事務局さま
 早速のご返信ありがとうございます。
ご紹介頂いたサイトで、National Geographicはいいですね!「サイトを翻訳」ボタンを押せば、自分が正しく記事を理解したかすぐに分かりますし、新聞とは違った感じで気に入りました。
日常会話レベルを脱却したければ、本を読んだり、ニュースを知らなければならないと、あらためて認識することとなりました。
準2や2級に関する問題集は、もう何周もしていて、答えを覚えてしまっているような状況です。
1級の対策本を作って頂けるか、数少ないイタリア語学科があるような大学で、公開講座を開いて頂くよう働きかけをして頂けないものでしょうか。
同じ勉強仲間ができるのも、モチベーションにつながりますので。
いまだ勉強を続けるか悩んでおりますが、少しとどまることができました。
ありがとうございました。

Re: 1級の勉強方法 - 事務局 URL

2023/08/02 (Wed) 14:38:50

National Geographic、お気に召していただけたようで良かったです。内容自体、とても面白いでしょう?

1級(C2)以上の最上級レベルに対応した講座自体、ほとんど見かけませんし、あったとしても個人レッスン、あるいは非常に受講料の高い講座となってしまいますね。さらに、伊検(検定)の出題傾向や採点基準などを熟知している講師に出会えるかどうかも不安です。

1級の対策本や公開講座開設の働きかけについては、残念ですが実現の見込みがありません。需要が皆無に近いので、事業として成立しないと思われます。コロナの影響で公開講座を閉めてしまった大学も見られますし、やっているとしても初中級向け講座です。かろうじて早稲田大学エクステンションセンターには上級コースもあるようです。
https://www.wuext.waseda.jp/course/list/

文法の学習はほとんど完了していらっしゃるようですので、さらに上を目指すヒントにしていただければと思い、以下をお伝えいたします。

1 作文能力:
1・2級は20点満点中12点が足切り点数です。総合力が問われる分野ですし、ここで12点と言わず、18~20点といった高得点を出すことがとても重要です。独学では上達が難しいので、やはりどなたかに添削・指導して貰うのが効果的です。受講者としては通信添削が手軽で取り組みやすいですが、運営サイドにとっては非常に手間のかかる作業なので、やっているところは激減してしまいました。そんな中で、下記のスクールは採点の厳しさと評価・指導の的確さで定評があります:
https://www.essei-scuolaitalia.com/

2 話す:
1級レベルともなると、日常会話レベルを遥かに超えた技能が問われます。作文同様に総合力が問われるところです。瞬時に対応すべき内容を理解し、正しく説得力ある表現で話すには、通訳・スピーチ・プレゼン能力を磨く必要があります。イタリアに滞在・留学せずに独学で1級を、となると、これは実に難しい課題です。特に、通訳やスピーチの能力を養成する講座は指折り数えるほどもありません。ここでは、伊検(検定)の意義をご理解いただき、プロの通訳育成に力を入れているスクールを以下にご紹介します(やはり料金は相当なものになってしまいますが・・・):
https://www.ariajapan.com/private-lesson
「二次面接対策ではなく、あくまで総合力を高めるため」とご理解ください。

3 お仲間
意欲を維持する上で、お仲間がいるというのは有難いですよね!楽しみながら即興的なスピーチやプレゼンを相互に評価し合うサークルがあります。現在の活動状況など、詳しいことは把握しておりませんが、以下にご紹介いたします:
https://www.iken.gr.jp/tool/pdf/tmc.pdf

受験者の皆さんの交流の場(懇親・情報交換会)を設けるのが当検定の長年の目標だったのですが、感染症の影響もあり、全く実現できないまま年月が流れてしまいました。涙  私が現役のうちに実現したいものです。

Re: 1級の勉強方法 柴田 陽子 URL

2023/08/02 (Wed) 21:01:11

サークル 日伊文化交流会を細々と運営しております 

私も伊検過去問は大好きで 答えを覚える程何週もしており リスニングの話者の声も聴き分けられる程です(笑)

今はオンラインで年数回ですが 2級合格者数名で「イタリア語フリートークの集い」を開催しております

(次回は9/10 シチリアの世界遺産についてやります)

いつもディスカッションや イタリアの世界遺産等をテーマに開催しています 

作文は メンバーの1級作文のサイトを参考にしており ここからディスカッションのテーマを取っています 

https://blog.goo.ne.jp/massachissimo
イタリア語検定1級合格のための作文例集 (goo.ne.jp)

フリートークの集いのリポート:
https://blog.goo.ne.jp/nichii-bunka-kouryuukai/c/374b1a9624d7040f16e15c02300ef4c0

Re: 1級の勉強方法 - otto

2023/08/02 (Wed) 22:03:42

事務局さま
 またまた、たくさんのご情報をありがとうございます。
ぜひ、イベントを実現していただければと思います。
がんばってください♪

Re: 1級の勉強方法 - otto

2023/08/02 (Wed) 22:19:45

日伊文化交流会 柴田さま
 ブログ、まずはざっと拝見いたしました。
内容が大変濃く、正直気後れしてしまいました。
1級を目指す方は、やはりある意味(もちろん尊敬の意味で)普通ではないのだなと感じました。

イタリアの世界遺産は半分程まわりましたので、フリートークに参加できるかもしれません♪
ただ、普段イタリア人としか話をしませんので、イタリア語が話せる日本人の方と語るというのは、不思議な感じです。
引き続きブログを読ませて頂きますね。
コメントをありがとうございました。

Re: 1級の勉強方法 - Matteo

2023/09/29 (Fri) 17:23:46

昨年2022年の1級合格者です。詰まるところ、「足元を固める」「生のイタリア語メディアに慣れ親しむ」「アウトプット(書く・話す)はより自然なイタリア語に近づくための指導を受ける(もしくは指導不要なくらい日常的にイタリア語話者とのインタラクションが必要な環境に身を置く)」という、事務局の方が既に書かれていることに尽きるように思います。

イタリア語を活かしたお仕事 ben

2023/06/21 (Wed) 01:02:46

こんばんは。イタリア語を活かしたお仕事をお探しの方を探しています。英語に抵抗感ないと尚良しです。仕事内容は、各国のゲームユーザーからの問合せのメール対応です。場所は名古屋。週5、8時間勤務のお仕事です。ご興味のある方は御連絡ください。よろしくお願いします。

Re: イタリア語を活かしたお仕事 窪木敦子

2023/09/29 (Fri) 11:40:06

初めまして。30年のイタリア生活から、気持ち一変、日本へ帰国して生活を始めました。提示していた仕事にとても興味あります。まだ募集していますか。詳しい情報を教えていただけますか。
よろしくお願いします。

寄付について - aaa

2023/08/18 (Fri) 22:49:00

HP内の該当箇所が以前より充実したことを拝見しました。

収支とここ最近の傾向から今後も恒常的に資金はショートすると
予想するのですが、寄付以外に具体的な対応策の検討はされていますか?

個人として思いついたのは

●クラウドファンディング方式で、なにかリターンを設ける
●他の言語の検定協会団体と連携協力してイベントを開催して
援助をよびかける 
 くらいのことです。

日本は残念ながら寄付の文化がいまだ根付いてはいないと思います。

個人的には寄付に応じたいなあとは思うものの、
じゃあ具体的にどのくらい困っているの?と聞きたい気持ちもあり
今回投稿いたしました。

10月の検定開催準備でお忙しいかとは思いますが、貴協会のお考えをお示しいただけると幸いです。

Re: 寄付について - 事務局 URL

2023/08/19 (Sat) 15:56:40

aaa様
ご寄付をご検討いただいているとのこと、誠に有難うございます。以下、可能な限り回答させていただきます。

> ●クラウドファンディング方式で、なにかリターンを設ける

近年クラウドファンディングが注目されており、「成功例」だけは大きくマスメディアに紹介されております。当検定でも幾つかの運営業者で検討いたしましたが、結果としてCFによる寄付の募集は見送りました。主な理由は以下の通りです。

1. CFの運営業者は営利事業として寄付金を募っており、中間マージンで利益を確保しています。立ち上げまでの打合せ(有料です)、告知ページの作成(有料です)、運用・決済手数料、寄付者へのリターン などなどが課金されますので、受け取れる金額は寄せられた寄付金(マスメディアに発表されているのは諸費用控除前の金額です)の70%程度となります。

2. 寄付者へのリターンとしては、受験料割引が最も魅力あるかと思えますが、受験料を2段階とし、寄付者を識別するための申込システム改修費用は非現実的な金額となります(恐らく400万円ほど)。それ以外の魅力あるリターンは思いつきませんでした。

3. CFの運営業者はCFを立ち上げた際に積極的にPR面で支援してくれることはありません。広報活動とその費用は当方の負担となります。マスメディアで取り上げられるような注目度の高い案件であれば勝手にPRして貰えますが、そうした案件はごく僅かなものです。

4. CF立ち上げに際しては目標金額が設定されますが、目標に達しない場合は一銭も受け取れません。その場合の組み戻し費用はこちらの負担となります。その他諸経費も請求されます。

上記は全てのCF運営業者に共通の条件であるとは限りませんが、結論としては「独自に寄付金を募集したほうが遥かに効率が良くリスクも少ない」ということになりました。

> ●他の言語の検定協会団体と連携協力してイベントを開催して援助をよびかける 

他の第2外国語検定さんも当方と同様の難局に面しておられます。「語学離れ」が確実に進行していると思われます。某検定事務局さんとは、他の検定にも声をかけ、受験者に広く発信して受験者数の増大を図ろう・・・というお話しが出たことはありますが、皆さん日常業務に振り回されていらっしゃるようで、話は進んでおりません。

> じゃあ具体的にどのくらい困っているの?

はい。お察しの通り困り切っております。が、受験者の皆さんの不安を煽らないためにも、具体的な数字まで上げるわけには参りません。ご支援の状況、および決算情報は以下のページで公開しておりますのでご推察ください。
https://www.iken.gr.jp/donation/
https://www.iken.gr.jp/association/
多くの方々に多額のご支援、そして温かい励ましのお言葉をいただきました。お陰様で、日本公庫からの借入金(個人保証です)の50%,450万は早々に繰り上げ返済できました。現時点での残債は380万ほどです。運転資金が底をついたら、これまでにもそうしてきたように、役員が個人的に融資して切り抜けることになります。

> 寄付以外に具体的な対応策の検討はされていますか?

具体的には申せませんが、各種合理化をさらに進めます。
何よりも、受験者数増加が最重要課題です。大学をはじめとする教育危難に営業に歩く、広宣に力を入れる、スポンサーを掘り起こす・・・など。けれど、こうした活動に割ける予算が全く確保できないのが現状です。また、実質的には一人で業務を取り仕切っていますので、人的資源にも全く余裕がありません。まさに切歯扼腕とはこのことです。

現状では「検定」の敷居を低くし、気軽に受験していただけるよう、学習ツールの充実に努めるのが精一杯です。ちなみに、春のオンライン試験については、5級の本番試験を丸ごと公開しており、画面操作に慣れていただけるようにしています。

近い将来、また広くご賛助を募集することになる可能性がありますが、その際はどうか宜しくご検討くださいますよう、お願い致します。

Re: 寄付について - Anna

2023/08/28 (Mon) 16:16:39

事務局様

 こんにちは。

>現状では「検定」の敷居を低くし、気軽に受験していただけるよう、学習ルールの充実に努めるのが精一杯です。

イタリア語検定は英検と比較するととても難しいと思います。日本人は学校でほぼ毎日英語を勉強し、英検5級は単語を知っていたら小学生でも受かりますが、イタリア語は興味を持った人は趣味で週1程度の勉強。それでは1年たっても5級は難しく、検定すら受けずに熱が冷めて終わってしまうのだと思います。
5級の内容を変えるは、過去との関係もあるので、新しい級を新設すれば良いのではないでしょうか。
イタリア好きなら知っている常識
(歴史や地理、食、旅、オペラ)をまんべんなく出題する「イタリア好き検定」。
これだけ勉強すればあなたもイタリア通、受かりますよという本を出し、検定試験代も3000円くらい。

事務局さんも実質お一人でされているようなので、お仲間を探された方がよろしいのではないでしょうか。やはり何人かでアイデアを出しあって改善していった方が良いと思います。

応援しております。どうぞがんばってください。

Re: 寄付について - 伊検事務局 URL

2023/08/28 (Mon) 21:42:32

Anna様

応援、とても力づけられました。有難うございます!

他の語学検定と比較して伊検の5級は敷居が高すぎる、というお声は昔から数えきれないほど寄せられてきました。難易度を急に下げるのはこれまでの合格者とのバランスを考えると不可でしょう。5級前の「入門編」の追加は、構想としてはあるのですが、なかなか具体的に検討する段階まで至っていません。

イタリアについての基礎知識に回答していただく「イタリア好き検定」は注目されるかも知れません。
だいぶ以前のことですが、通常の検定と同じ日に東京会場でイタリアについての基礎知識を試す「イタリア検定」を実施したことがあります。東京受験者約1,000名に対して、「イタリア検定」受験者は3名ほどにすぎませんでした。事前に十分な広報活動をすれば、相当数の方に挑戦していただけるかも知れません。「イタリア常識編」と「入門語学編」の2分野で出題すると良いかとも思えます。

会場で実施するとなると追加の教室、会場運営費(=スタッフ人件費)、作問費など大幅な費用増加となり採算は取れないと思えますので、年に1-2回、会場で同日に実施するよりはオンラインに限定して年中受験可能とするのが望ましいかも知れないです。
オンラインの場合は、あらかじめ数百の問題を用意しておき、そのうち50問程度が受験するたびにランダムに提示される、という手法を思い描いており、サンプル・システムも手作業で作ったりしているのですが、「合格認定証」の発行は技術的かつ費用的に不可能でしょう。新しいことを実現する最大の関門はやはりヒト・モノ・カネとなってしまいます。

これまで怠慢だったツケが今きているのだと思い、大いに後悔しています。まずはボランティアで参画していたける先生方を5-6人募り、アイデアをまとめるのが最初のステップですね。ブレインとなっていただける仲間探しに努めます!

Re: 寄付について - aaa

2023/08/30 (Wed) 17:44:56

事務局御中
 お世話になっております。当方が質問したにも関わらず、私が時間がとれなくなってしまいじっくりと拝読する時間を欠いておりました。失礼をお許しください。
まずはこちらの問いかけに対してきちんとお応えくださりありがとうございました。

素人ながらNPO側の立場についても調べましたが、なんとなくひっかかったのは
 NPO側が寄付を受け取った場合、非課税である
という記述をネットで見ました。

仮にそうだとしても、今後もずーっと寄付、他人のお心次第の運営ではなんとも
心もとなく感じます。

以下は個人的な意見です。私自身、来年2級に初めてチャレンジ予定です。

●改めて語ることではないですが『イタリア語検定』に対する個々人の熱量
はかなり差があると思いますし他の言語検定との同じ級の比較もナンセンスだと思います。

ただ自分が語学学校の授業と並行して受験してきた3級までの流れは、特に
文法的には難しいということではないです。やはり語彙などが問われる作文や
読解は訓練が必要ですし、聴解も検定用のわかりやすいものではなくラジオの
クロストークやニュースを聞いておくことも必要です。
あとは検定特有の、重箱のすみをつつく細かさに慣れる、だと思います。

もしレベルの見直しということであれば、問題集などの改定が殆どない2級、1級
の付近ではないでしょうか?

●NPOという形態だと運営者が一人でいろいろやることはやむをえないのかもしれませんが
例えばご自身に万一のことがあった場合、その後引き継ぐ体制はできているのでしょうか?
理事会のメンバーはおそらく語学学校の講師の方が多数であると拝察いたします。
ある程度体制の見直し、強化を望みます。

●NPOだとZOOMやチャットツールがNPO側は無料で使えるというメリットもあるようです。
このご時世ですので、ZOOM経由のミニ講座などの企画はいかがでしょうか?
私はコロナ真っ最中に某語学学校で受講した、カフェの歴史が面白かったです。
(もちろんすべてイタリア語による講座)
他にも、ミニ講座なら、作文対策はこんな感じとか、アイデアはいくらでも
あると思います。

●脱!紙のお免状
現状イタリア語検定は合格すると紙の合格証明書が届きます。
検定試験あるあるの、合格した実感を体感する数少ない貴重な機会です。
でもコストも時間もかかります。

この際、合格者には一律デジタルで発行し、必要な方には紙で更に発行するというふうに
できないでしょうか?具体的にデジタル発行のことは調べていませんが、今依頼している
オンライン検定システムでそういったサービスはないのでしょうか?
紙に比較してコストはさがるような気がいたします。
*というかPDFデータができていれば必要があれば上質紙に自分で印刷いたします。



Re: 寄付について - 事務局 URL

2023/08/30 (Wed) 21:39:31

aaa様へ

> NPO側が寄付を受け取った場合、非課税である

いいえ。たとえ赤字決算であっても寄付金にはしっかり課税されます。実際、多額のご寄付を頂戴した2020年度は70万円余り支払いました。特定非営利活動法人として認定されればご寄付いただいた方は「税金控除」が受けられますが、残念ながら当NPOは特定非営利活動法人ではありません。認定されるには「3,000円以上の寄付者が年平均100人以上いる状態を(東京都の場合は)2事業年度以上継続していること」が必要となりますが、その要件には程遠い状況です。

> 例えばご自身に万一のことがあった場合、その後引き継ぐ体制はできているのでしょうか?

これは目下最大の課題であり、現在進行形で根回し進行中ですが、この公開の場で詳しくお答えするのは控えさせていただきます。

> NPOだとZOOMやチャットツールがNPO側は無料で使える

不勉強でして、全く存じませんでした。早々に研究してみます。有難うございます!

> このご時世ですので、ZOOM経由のミニ講座などの企画はいかがでしょうか?

これについては模索中です。有償・無償にかかわらず、講座の内容・クオリティは全面的に当協会が責任を持つことになります。信頼できる講師にギャラをお支払いしてペイするかどうか、全く予想がつきません。ボランティアでお受けいただける方やオペレーション要員を確保する必要があります。講座を保存して配信できると良いですね。

> 脱!紙のお免状 この際、合格者には一律デジタルで発行し・・・

これに関しては、「試験結果」のページに掲載している、この春のアンケート結果報告にある程度ご説明しています。下記の10ページをご覧になってください。
https://www.iken.gr.jp/result/pdf/56QandA.pdf
技術的にはPDFで発行することは可能ですが、巨額の開発費が必要となります。

何をするにもカネ、カネ、カネです。この悪循環をどこかで方向転換しないといけません。
不景気なハナシばかりでなく、前向きの発表もできるよう、頑張ります!
貴重なご意見・ご提案、有難うございました!

イタリア語検定過去問について ひまわり

2023/07/12 (Wed) 00:06:26

はじめまして。
イタリア語検定3級をチャレンジし続けている者です。なかなか合格できずに、10月に再々再チャレンジです。今回こそは、合格!するぞ!!と気合を入れて頑張っています。
さて、検定本「イタリア語検定の過去問2014年3,4,5級」(丸善出版 3,000円+税)、2013年秋季37回3級の作文の解答がありません。どこに連絡したら作文の解答を手に入れることができるのでしょうか??
10月のテストに向けて、過去問を徹底的に解く!ことをスローガンに勉強しております。作文の模範解答を見ながら勉強したいので、ご教示の程よろしくお願いいたします。

Re: イタリア語検定過去問について 伊検事務局

2023/07/12 (Wed) 10:27:12

ひまわりさま
お世話になっております。
イタリア語検定協会事務局員でございます。
過去問題集のご利用をありがとうございます。この度は、ご迷惑をお掛けし大変申し訳ございません。編集ミスで、作文の解答を掲載していませんでした。
恐れ入りますが、こちらから解答をダウンロードしていただけますでしょうか。
https://www.dropbox.com/s/3qbm3hdgummu6e0/composizione37.pdf?dl=0
大変恐縮ですが、ダウンロードし終わりましたら、ご返信をいただけますと幸いです。
恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

Re: イタリア語検定過去問について ひまわり

2023/07/12 (Wed) 23:21:27

ありがとうございます!
早速ダウンロード致しました!
早急に対応いただき感謝します。
10月のテストでは合格できるよう頑張ります!!

Re: イタリア語検定過去問について 伊検事務局

2023/07/13 (Thu) 10:24:44

ひまわりさま
お世話になっております。
ご返信をありがとうございます。
ご面倒をお掛けしまして、大変失礼いたしました。
10月の試験のご健闘をお祈りしております。

第35回1級リスニング問題について - Pheega

2023/07/09 (Sun) 16:43:11

イタリア語検定の第35回1級リスニング第2問について質問です。
問題冊子の円グラフの項目の1つとして、「Non ha partecipato」とありますが、これは何を表すのですか?

Re: 第35回1級リスニング問題について 伊検事務局

2023/07/10 (Mon) 10:12:54

お世話になっております。
こちらは、文字通り解釈していただければと思います。
日本語にすれば、「無回答」の意味です。
よろしくお願いいたします。

Re: 第35回1級リスニング問題について - Pheega

2023/07/10 (Mon) 11:23:44

こんにちは。

文字通り解釈せよとのことですが、イタリア語で「Non ha partecipato」とは「参加しなかった」です。そして、それを「無回答という意味だ」とおっしゃるということは、つまり、「調査に」参加しなかった、という理解であっていますか?

また、仮にそうだとすると、問題の設定の中で居住者の70%を超える人が調査に参加したとあるにもかかわらず、、「Non ha partecipato」(=調査に参加しなかった)が31%というのは矛盾しているのではないでしょうか。

この設問についてきちんと理解したいので、ご回答の程よろしくお願いします。

Re: 第35回1級リスニング問題について - sole

2023/07/12 (Wed) 06:34:48

私が以前 独検準1級を受験した時の過去問の中にも グラフや図と文章を照らし合わせる問題がありましたが ざっくりとした数字から大意を問うものでした なので31%という数字は おおむね誤差の範囲内ではないかとの印象を持ちました次第です

Re: 第35回1級リスニング問題について - 伊検事務局 URL

2023/07/12 (Wed) 09:24:13

ほとんどのアンケートでは、通常「アンケートに無回答(回答用紙やフォームを返送してこない)」人々が相当数に上ります。回答を送ってきた人々は「アンケートに参加した人」とみなされるのが通例であり、アンケートの集計結果を発表する場合「回収率」を記載しますが、ここでは触れられていません。
この問題の場合は何人の市民にアンケートを配布したかは分かりませんが「回収率が70%以上であった」と解釈しても良いかと思います。あるいは、例えば10,000人の居住者全員にアンケートを送ったら7,000人以上の住民から回答があったとも受け取れます。小さな都市の場合であれば、全住民からアンケートを募るのは比較的容易でしょう。この問題の場合はそのように理解するのが自然にも思えます。

ただ、回答を送ってきた人々の中には回答を記入せずに返送してきた人もいたことでしょう(アンケートでは良くあることです)。そのような人々はアンケートに参加したものの、数字として計上できないこととなり、不参加者同様「無回答」として計上されます。このような場合、アンケートへの無回答者は参加者70%以外の30%を越えることになります。従って、この場合は「不参加者」ではなく「無回答」と解釈するのが自然かと存じます。

この問題が、実際に行われたある都市での調査結果をそのまま引用したものか、創作であるかは分かりません。もし創作であったのなら、ここは25%程度にしておけば、今回ご指摘いただいたような疑問を招くことはなかったのでしょう。いずれにせよ、正答選ぶ上では問題無い事柄かと思います。

伊作文の模範解答について - Pheega

2023/06/23 (Fri) 16:51:28

イタリア語検定の過去問題集に載っている作文の模範解答について質問です。

模範解答は、ある受検者の解答を元に適度に手を加えたものが載っているのですが、当該受検者は作文問題が20点満点だった方なのでしょうか。

それとも、19点以下だったものの、なにか取るに足る理由(その答案の良さ)があって選ばれたのでしょうか。
その場合、19点以下でも模範として選ばれる理由とは例えばどういうものがあるのでしょうか。

以上、できる範囲内でもちろん結構ですので、ご回答いただけると幸いです。

Re: 伊作文の模範解答について - 伊検事務局 URL

2023/06/25 (Sun) 15:28:54

模範解答として選ばれた方々の点数はほぼ例外なく20点でした。20点満点獲得者が何人かいたものの、模範解答として取り上げるに足る解答が無かったため、所定の委員が書き起こしたものを掲載する場合も多くあります。

完全無欠の解答でなければ20点にならないかと言うと、決してそのようなことはありません。むしろ、完全無欠(赤字箇所ゼロ)の答案は何年に一度あるか無いかです。"些細な"ミスには目をつぶって満点とする場合がほとんどです。
「では、どのようなポイントが減点対象になるのか」というご質問には残念ながらお答えすることはできません。ただ、ストーリーや論旨が説得力あるかどうか、といった全体的な印象は高評価の大きな要因となります。これは、模範解答に選ばれた方々の作文をご覧いただけばお察しいただけるかと思います。

採点基準に関わるご質問でしたので、申し訳ございませんが、これ以上詳しくお答えすることはできませんがご了承ください。

Re: 伊作文の模範解答について - Pheega

2023/06/25 (Sun) 22:02:37

参考にします。
どうもありがとうございます。

意見が分かれる用法に関して - domandina

2023/05/15 (Mon) 16:17:06

検定対策のコラム(Le Ali 36号)を拝見しました。
言語学者を目指しているわけではありませんが、
検定試験は個人的な目標として利用しています。
(良くも悪くもイタリア語検定の問題の難しさ、
出題範囲の広さや細かさは少し理解しております)

今回、受動態の内容で意見が分かれる用法を掲載されていますが、試験問題に関してはどのような扱いになるのでしょうか?
もちろん採点前後に採点基準を設けて実際の状況に対応していくとは思いますが、ある程度の指標は設けていますか?
(例えば統一した見解がないものは試験問題としては出題しない など)

差し支えなければ、見解をお聞かせください。
なお個別に対応ではなく、できればオフィシャルなこの掲示板上での回答を希望いたします。

Re: 意見が分かれる用法に関して 伊検事務局

2023/05/16 (Tue) 15:23:05

伊検を学習目標のひとつとしていただいているとのこと、嬉しく拝読いたしました。

ご質問にお答えする前に、当検定の出題・検証プロセスについて事務局から回答できる範囲でご説明いたします。

当検定は作問委員が作問した問題を検証委員が検証・修正して提示されます。作問者は全員超ベテランの国内外イタリア語教育者で全員イタリア人です。作問委員から提出された原稿は複数の作問責任者(ネイティブ)が検証・改訂し、事務局にて所定のフォーマットに編集したあと、検証委員(作問責任者と日本のイタリア語界を代表する日本人教育者を含む有識者)によって数度にわたって精査・見直しされます。検証委員は問題を修正し、正当と判断される正解を確定した上で試験本番に提示されます。この段階で、伊検として統一した見解のもとで出題され、正解も決められています。なお、作問と検証には20名あまりの人員を擁しています。

「統一した」という表現の意味する範囲をどこまでにするかについて、数十人、数百人、あるいはそれを遥かに超える人々の「統一した」見解をとりまとめるのが理想的なのかも知れませんが、現実論としてそれは不可能です。まず、秘匿性を確保するため、試験本番で公開するまで試験問題の内容は極めて限局された関係者内に留めておかなくてはなりません。また、マンパワー、時間、費用の壁もあります。従って、「上記の限定された人員内での統一した見解」に基づいた試験問題・正解となることをご了承いただきたく思います。なお、作問委員と検証委員の名前は当協会役員の間ですら公開されておりません。

試験問題というものは完璧でなくてはなりませんし、当検定でも常に完璧であるよう努めて出題しています。しかしながら、人間が作成し、検証していることですので、見落としや単純なミスが避けられないのは事実です。第55回4級N8などはその典型的な例です。また、日本語をはじめ他の言語でも、言葉は時代とともに変化するものですし、地域による語用の違いもあります。特にイタリア語は、地域によって、表現の違いが多く、「この言い方は、南部だけのもので、北部では使用されていない(またはその逆も)」といったようなことが少なくありません。作問者や検証委員がそれらを完璧に網羅して試験問題を確定するのは限りなく不可能に近いことです。辞書ですら完璧ではありません。

ご指摘のあった対策コラムは事務局員が書き起こして会報に掲載したものですが、発行後に複数の検証委員から"ダメ出し"がありましたので、ウェブ掲載時には"注"を補筆しました。定番となっている文法書を参考にして執筆し、また、イタリア人識者にも校閲してもらい公開したのですが、当検定の作問・検証委員からは「誤った使い方である」と指摘されたものです。他の識者の見解も分かれていました。なお、事務局員は作問に一切関わっていませんし、事務局員が作成した問題が本番に使われることは決してありません。

あくまでも仮定の話となりますが、上記例文がもし試験問題に採用され、"da tutti"が選択肢のひとつとして掲示されることがあったとすれば、"da tutti"は不正解とされていたと思われます。しかし、(ここが重要なことですが)試験問題が本番で公開されたあと、「"da tutti"も正解だ」という異論が第三者から提示されていたであろうことは容易に想像できます。その場合は、より多くの識者の見解を仰ぎ、"da tutti"も正解とすることになった(その時の選択肢次第では、複数の選択肢が正解となった)かも知れません。

極めて稀なことではありますが、過去において試験本番後に第三者から疑義が提示され、正解を訂正(複数の選択肢を正解とする、正解無しとするなど)したことがあります。そのような稀なケースに備え、当検定では本番終了後に試験問題の検証を複数の外部識者に依頼し、再確認した上で正解を公式に発表することにしています。その確認時間が必要なため、正解の発表は通常、本番の二日後にしています。終了後、しばらくしてから正解が修正されることもごく稀にありますが、これまでのところ合否基準点を決定する際には「正しい正解」が反映されています。

前置きばかりが異常に長くなりましたが、ご質問にお答えするなら:
・「試験問題に関してはどのような扱いになるのでしょうか?」 → 検証委員の中で見解が分かれる問題・解答があった場合は、見解が統一されるよう、問題を修正してから出題します。意見が分かれるような問題は出題対象外となります。
・「ある程度の指標は設けていますか?」 → 検証委員の中で見解が統一された問題のみを提示しています。「ある程度」というレベルではありません。ただし、細かい理解度を問うため、敢えて(意地悪に?)紛らわしい設問にすることはあります。

以上、とても要領を得ない回答になってしまったかも知れませんが、ご理解いただければ幸いです。


Re: 意見が分かれる用法に関して - domandina

2023/05/18 (Thu) 17:19:10

事務局御中
拝見するのが遅くなりましたが、詳しく回答していただきありがとうございました。まずは貴重な時間を、質問に対するお答えに使ってくださり大変感謝しております。


私のように興味を起点とし、未来に対するささやかな希望を実現する手段の一つとして、長いスパンでイタリア語検定の受験に取り組んでいる方も少なくないと拝察します。

今回の事務局の回答は孤独になりがちな学習継続のモチベーションになることは想像にかたくはありません。引き続き、こつこつと学習をすすめてまいりたく思います。

Re: 意見が分かれる用法に関して - 伊検事務局 URL

2023/05/18 (Thu) 21:47:22

長文の回答をお読みいただき有難うございます。
また、なんとかご納得いただけたようで、嬉しい限りです。
語学の学習は「共同作業」で前に進めるというものではありません。独学であろうと、集団レッスンであろうと、結局は本人個人の努力にかかっています。
皆さんができるだけ手軽に、客観的にご自分の実力を知り、学習のマイルストーンとして活用していただけることを願いつつ、運営しております。
これからも学習のよすがとしていただければ幸いです!

受付開始です - 伊検事務局 URL

2023/02/13 (Mon) 14:55:54

いよいよ明日、2月14日(火)から春季オンライン検定IBTの受付開始です。多くの方々のお申し込みをお待ちしています!本日の時点ではマイページの細部が昨年のままになっておりますが、明日から今回対応に更新されます。
お申し込みに先立ち、くれぐれも公式サイトの注意事項を良くお読みいただくよう、お願いいたします。
分かりにくい説明などありましたらご一報ください。改善に努めます。
https://iken.gr.jp/apply/

CEFRとのレベル対応 - みか

2023/02/10 (Fri) 01:10:56

検定の各級は、CEFRではどのレベルに対応しているのでしょうか。
あるサイトで準2級はB2と書いてあったのですが、CILSを受けた実感としては、これはありえないと思いました。2級がB2にギリギリ届くぐらいで準2級はB1ではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。
留学などを考えている場合、やはり対応表を公開していただけると助かります。1級がB2程度だとブログで書かれている方もおられるので気になります。

Re: CEFRとのレベル対応 - 1事務局員

2023/02/10 (Fri) 19:04:17

みかさま
2月10日夕刻からここに回答を掲載しておりましたが、とても微妙な内容ですので、期間限定とし、12日の12:00に削除させていただきました。
ご覧いただけましたでしょうか。
もしご覧いただけていない場合は、再度掲載。ないしメールでお答えいたしますので、お知らせください。(差し支え無いようであれば、メールが有難いです。)

伊検の2次面接 - yamamoto

2022/10/19 (Wed) 10:17:40

伊検2級には1次合格者に対して二次面接があると思いますが、イタリア語のネイティブと受験生1名の1対1で面接があるのでしょうか。

Re: 伊検の2次面接 伊検事務局 URL

2022/10/19 (Wed) 10:36:11

yamamotoさま
事務局です。
一次試験はお疲れさまでした。
二次試験は、合格者1名に対して、イタリア人の先生1名と日本人の先生1名で行います。
準備時間(20分)に複数のテーマの中から1つを選んでいただき、15分の面接中に、そのテーマについて話し合っていただきます。
よろしくお願いいたします。

教えてください。 - 受験

2022/10/04 (Tue) 16:01:09

リスニングデモで再生ができません。ただ動画は動いているようです。。。なぜでしょうか。
ちなみにこちらでは動画は普通に観れています。

Re: 教えてください。 伊検事務局 URL

2022/10/04 (Tue) 16:46:25

どのリスニングデモでしょうか。当HPの、どのページに掲載している、どのデモ(リスニング音声)か、お教えください。

Re: 教えてください。 - 受験

2022/10/06 (Thu) 18:51:03

受験案内から入り下にスクロールしていくとリスニングテストデモ試験と書かれた物です。他にデモと付いてる動画は見当たりませんがあるのでしょうか?

Re: 教えてください。 事務局 URL

2022/10/06 (Thu) 20:25:00

「2023年春季第56回 実用イタリア語検定IBT 開催要項(暫定版)」のページにあるリスニングテストデモ試験ですね。
推奨環境下では画面も音声(動画ではありません)再生も正常に動作しております。音声のみであり、動画を観ることはできません。
再度音声のみ再生されるかどうかご確認いただけますでしょうか。

Re: 教えてください。 - 受験

2022/10/09 (Sun) 09:56:55

ありがとうございます、再度詳しいものと確認してみます。問題があれば又書き込みをさせていただきます。

もう一つだけ、どうか教えてください - こば

2022/09/29 (Thu) 21:14:45

これで最後です。。。
オンラインツール
2017秋 2級 PARTE III (N 51 – N 57)
N 55 Nell’Ottocento è stata interamente ricostruita この答えがfalsoである理由を教えてください・・・

Re: もう一つだけ、どうか教えてください 伊検事務局 URL

2022/09/30 (Fri) 10:51:56

お世話になっております。検定協会事務局員です。
2013秋 2級PARTE III N52の問題ではご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした。
ご質問の回答です。
N55の設問が、本文で該当する箇所は、第二段落の"A farla risorgere..."のところです。
設問は、Nell'Ottocento è stata interamente ricostruita.と主語が明示されていませんが、ricostruitaと女性形ですので、主語はSacraであると分かります。
farlaのlaもこのSacraを示します。このSacraについては、con un attento restauroと書かれています。このrestauroが設問のポイントとなる箇所ですが、この単語は、「修復、復旧、修理」などの意味を持ち、設問にあるようなricostruita「再建する、再び建てる、建て直す(costruire di nuovo)」とはニュアンスが異なります。さらに、interamente「全面的に」という副詞があるので、un attento restauro「入念な修復」と、「全面的な再建」は、異なることが分かるかと思います。
よって、N52は、falsoになります。
上の級は、こういった微妙なニュアンスの違いを見分けることも必要となりますので、注意してみてください!

Re: もう一つだけ、どうか教えてください - こば

2022/09/30 (Fri) 14:56:01

いえいえ!解決したので私は迷惑かかってないので大丈夫です。

オンラインツールはとても便利だと思って使っています、ありがとうございます。

そして解説いただき感謝です!
修復のあたりと再建のあたりの意味を区別していなかったからですね、残念!

でも重ねて感謝です。本当にありがとうございました!

Re: もう一つだけ、どうか教えてください 伊検事務局 URL

2022/09/30 (Fri) 16:02:35

ご親切な返信をありがとうございます。
2日は試験だと思いますが、どうぞ頑張ってください!

どなたか助けてください - こば

2022/09/29 (Thu) 20:09:24

2013秋 2級のオンラインツールにて
PARTE III (N51 – N57)の、

N52 Si tratta esclusivamente di ville e giardini assai famosi in tutto il mondo
これはどうしてveroなのかどうしてもどうしても一人では…

Re: どなたか助けてください 事務局 URL

2022/09/29 (Thu) 20:40:25

こばさま
事務局です。
ご指摘の問題の正解はb.FALSOです!
eラーニングは事務局で手入力で作っているのですが、単純ミスでVEROを正解にしておりました。
さぞお悩みになったことでしょう・・・。
無駄なお時間を費やすことになり、本当に申し訳ございませんでした。
ただいま、修正いたしました。
これに懲りず、これからもこのオンラインツールをご利用ください。

Re: どなたか助けてください - こば

2022/09/29 (Thu) 20:43:52

よかったー
ありがとうございます、ご回答ありがとうございました!!!!!

不定冠詞について - こばやし

2022/09/15 (Thu) 10:26:44

お世話になります。
過去問サンプル2013年秋季37回準2級の作文模範解答の中で、
C'era un bambina che piangeva forte.
とあるのですが、ここの不定冠詞がunになっている理由が分かりません。
どなたかご教授いただけますと幸いです。

Re: 不定冠詞について - 伊検事務局 URL

2022/09/15 (Thu) 12:08:08

こばやし様
お世話になっております。
イタリア語検定協会事務局です。

こちらは、誤植で、正しくは「una」です。
C'era una bambina che piangeva forte.
が正しい文章です。大変失礼いたしました。
訂正してお詫び申し上げます。

Re: 不定冠詞について - こばやし

2022/09/15 (Thu) 12:54:21

イタリア語検定協会事務局様

かしこまりました。
返信ありがとうございます。

実用イタリア語検定2018年2級の問題について質問です - SP

2022/08/19 (Fri) 13:40:19

こんにちは、いつも検定の過去問を使って学習しています。
2018年2級の文法問題N49について質問があります。
「アルコールに全く強くない」という意味から、解答がc)regge になっているのは分かるのですが、d)のsostieneではダメでしょうか。
小学館の辞書の例文にも、「sostenere il vino 酒に強い」とありますし、どちらかというとreggereの方をよく耳にするような気はしますが、sostenereでもいいと思っていました。辞書には書いてあっても、sostenere l'alcolとは言わない、ということでしょうか。
d)ではダメな理由を教えていただけると幸いです。

Re: 実用イタリア語検定2018年2級の問題について質問です - 伊検事務局 URL

2022/08/21 (Sun) 20:06:10

いつも過去問をご利用いただき有難うございます。
ただいま作問者などに問い合わせ中ですが、夏季休暇のためすぐお返事することができません。しばらくお待ちください。

Re: 実用イタリア語検定2018年2級の問題について質問です - 伊検事務局 URL

2022/08/23 (Tue) 13:00:55

過去問題集の活用をありがとうございます。

こちらは、やはりreggeのみが正解で、辞書には、sostenere il vinoと掲載されていますが、sostenere l'alcolとは使わないようです。

reggereもsostenereも「耐える、持ちこたえる」などという意味がありますが、この問題は、「アルコールに強い」と言う場合に、動詞はreggereを使うか、sostenereを使うかと語彙力を問う問題です。

Parte Scrittaの、Parte IIは、語彙に関する問題が多く出題されますが、このParte IIで苦労している受験者の方々がとても多いようです。イタリア人と話して、「こういう言い方はしないのだな」と学習したり、記事を多く読んで、語彙力を増やしていただけますと、Parte IIの対策になるかと思います。

よろしくお願いいたします。

Re: 実用イタリア語検定2018年2級の問題について質問です - SP

2022/08/24 (Wed) 18:57:57

ご返信ありがとうございます。
ご丁寧に恐れ入ります。

辞書には、sostenere il vino「酒に強い」とあるけれど、実際はそうは言わず、vinoであってもalcolであってもreggereを使う、ということでしょうか。

それとも、vinoであればsostenereでもよく、alcolの場合はreggereになる、ということでしょうか。

重ねての質問で申し訳ありません。

Re: 実用イタリア語検定2018年2級の問題について質問です - 伊検事務局 URL

2022/08/25 (Thu) 16:55:57

お世話になっております。

>辞書には、sostenere il vino「酒に強い」とあるけれど、実際はそうは言わず、vinoであってもalcolであってもreggereを使う、ということでしょうか。
vinoを使った場合は、どちらもあまり言わないようですので、「お酒に強い」と言う場合は、reggere l'alcolを使用した方がいいかと思います。

以下に、単語の組み合わせ(コロケーション)が詳しく掲載されている、シソーラスがございます。
こちらも、ご参考にしてみてください。

reggereだと右側の2行目にalcolが大きく出ています。
https://www.visual-thesaurus.com/collocazioni_italiane.php?link=reggere&submit=Cerca

sostenereは出てきません。
https://www.visual-thesaurus.com/collocazioni_italiane.php?link=sostenere&submit=Cerca

alcolで調べてみても、reggereの活用形が3つ出てきます。sostenereは出てきません。
https://www.visual-thesaurus.com/collocazioni_italiane.php?link=alcol&submit=Cerca

vinoでは、reggereもsostenereも出てきません。
https://www.visual-thesaurus.com/collocazioni_italiane.php?link=vino&submit=Cerca

以上、よろしくお願いいたします。

Re: 実用イタリア語検定2018年2級の問題について質問です - SP

2022/08/25 (Thu) 17:43:14

ご親切にありがとうございます。
reggere l'alcolで覚えます。
シソーラス、このようなサイトがあることを知りませんでした!今後活用します。

「イタリア語フリートークの集い」オンライン開催のお知らせ(2022年8月28日) サークル日伊文化交流会 URL

2022/07/14 (Thu) 14:49:22

秋のイタリア語検定の1カ月前に ブラッシュアップはいかがですか?

2018年より計12回 実開催してきた「イタリア語フリートークの集い」を 約2年のブランクを経て この春にオンラインで再開しました

オンライン開催であれば 遠方の方も参加できます
コロナで多くの方がイタリア語を話す機会を失っている今 できるうちは続けたいと思います:

イタリア語フリートークの集い2022オンライン Parliamo l’italiano!

日時:  2022年8月28日(日)/年4~5回開催
日曜日 13:30~15:00 中上級~上級*
*実用イタリア語検定 おおむね2級以上 またはC1前後

若干名募集! (定員4名ですが会員2~3名が随時参加のため) 先着順
*1回のみゲスト参加もOK!
 申し込みが多ければ 次回以降順次ご参加いただければと思います
 サークル会員(会費も会則も特になし)は先行予約受付

内容: フリートーク(正規のレッスンではない)、ディスカッション、先生の考えるアクティビティ等。

今のところ 実用イタリア語検定1級を受けるメンバーが中心です
参加者の希望を聞いて色々決めたいと思います

詳しくはこちら: https://blog.goo.ne.jp/nichii-bunka-kouryuukai/e/bee4f4e9f049aa379dc52cbd387108db

サークル 日伊文化交流会

実用イタリア語検定協会のteacup掲示板には前回も掲載させていただき 大変お世話になりました お名残り惜しいです
本当にありがとうございました

https://blog.goo.ne.jp/nichii-bunka-kouryuukai

引っ越しました 伊検事務局 URL

2022/07/08 (Fri) 15:56:55

teacup by GMOサービスの掲示板が閉鎖されましたので、こちらの掲示板に移転いたしました。

長年使ってきたteacupの掲示板には多くの書き込みがありましたが、根本的なシステムの違いのため、残念ながらそれらを継承することはできません。

今後はこちらの掲示板をご利用下さいますよう、お願いいたします。


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